和紙のようにざらつきのある表面は、独特の型押しパターンが基礎となっています。この雪の質感は、0.04mmという凹凸で創り出されています。さらに何度もコーティングを重ね、透明感のある雪の白へと仕上げられるのです。
繊細な凹凸の上にそっと置かれた多面カットインデックスは職人によって手鏡で反射を確認しながら研磨されており、さながらダイヤモンドダストのようにきらめきます。同じく多面カットされた針もわずかな光を受けて輝き、視認性を高めています。夜光塗料を塗布しなくても少しの光で視認できる腕時計は、究極の機能美と言えるのではないでしょうか。
このグランドセイコー雪白の文字盤デザインは、「信州 時の匠工房」から望める穂高連峰の、降り積もった穢れのない雪とされます。極寒の峻烈な山岳を白く染める雪は、美しさとともに神域が持つ荘厳さや清浄さも感じさせるものです。
そして宇宙の深さを思わせるような、冬の信州ならではの澄み渡る青空を、ブルースチールの秒針が表しています。
グランドセイコー曰く「穂高連峰の近寄りがたい白い峰」にちなんで雪白と名づけられ、海外ではスノーフレークというペットネームもつけられました。http://www.jpeshop777.com/promenu.asp?listb=1 |